元デス・フロム・アバヴ1979のジェシーFキラーとAL-Pによるエレクトロ・ユニット、マスタークラフトのセカンド・アルバム。スティーヴ青木率いるDIM MAK移籍第1弾となる本作は、前作『ザ・ルックス』以上にヴォーカル/ラップをフィーチャーした作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
世界制覇寸前で解散、アルバム1枚を残して伝説となったデス・フロム・アバヴ1979。そのブレイン、ジェシーとAL-Pによるエレクトロ・ユニット。2006年にリリースされたファースト・アルバム「ザ・ルックス」はシーンの1年先を行くアルバムで「早すぎた出現」と後に絶賛を受けることとなった。世界各地のフロアを揺らしまくり、日本には2007年サマーソニック初登場。大阪と東京の合間には渋谷WOMBでプレイし、満員のフロアを激しく躍らせた。セカンド・アルバムは、前作「ザ・ルックス」以上にヴォーカル/ラップをフィーチャーした作品となっており、さらなるブレイクがここ日本でも期待できる!スティーヴ青木率いる話題のレーベルDIM MAKへと移籍してのリリースとなる。
タワーレコード
最近はキッド・シスターらのリミックスも手掛けるマスタークラフトが、スティーヴ・アオキのレーベルに移籍して2作目をリリース。直線的でアッパーなエレクトロ・ハウスが満載され、言ってしまえばどの曲もN.O.R.E.を迎えた先行カット“Bounce”と同路線ではある。ただ、そんな単純さは威勢の良さの裏返しでもあって、E-40やゴーストフェイス・キラー、フリーウェイらを交えた押しっぷりはもはや爽快だ。
bounce (C)高橋 玲子
タワーレコード(2009年05月号掲載 (P74))