ニルヴァーナと同時期に活躍したオルタナティヴ・カントリー・バンド=アンクル・テュペロ解散後に、メンバーのジェフ・トゥイーディーにより結成された美メロ・ロック・グループ、ウィルコの2007年リリース『スカイ・ブルー・スカイ』に続く、2年ぶりとなるアルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
アメリカン・ロックの至宝、ウイルコの『スカイ・ブルー・スカイ』に続く、2年ぶりのニュー・アルバム!デビュー以降、バンドとしては5作のアルバムを発表している。ジェフ・トゥイーディーを中心として、商業主義に走ることなく、アーティスティックなロック・バンドとしての信念を保ちながら活動するその姿勢は、多くのアーティストからも支持されている。メジャー・レーベルを離れ、ノンサッチ移籍第1弾作品として大きな話題となったアルバム『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』(2002年)に続く最新作が本作。前作発売直後には、彼らが出演した映画「チェルシー・ホテル」(俳優イーサン・ホーク監督、その妻:ユマ・サーマン主演の話題作)も日本公開され、広く話題を集めた。
タワーレコード
2年ぶりの新作は満を持してのセルフ・タイトル。ゲストにファイストを迎えつつ、サウンドにはウィルコのエッセンスが凝縮されている。一見、シンプルに見えながら、細やかに計算された音響とアンサンブルの完成度はさすが。どの音ひとつとってもムダはなく、だからといって息苦しさを感じさせることもなく、すべての音がオーガニックに結びついている。知的でありながら、バンドとしてのダイナミズムを感じさせる本作は、聴くほどに耳にフィットしてくる魔法のアルバムだ。うっとりするほどメロウで、ゾクゾクするほどスリリング!
intoxicate (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.81(2009年08月20日発行号)掲載)
〈オルタナ・カントリー〉なんて狭すぎる枠組を飛び出し、いまやUSを代表するバンドにまで昇り詰めたウィルコが、〈ディス・イズ・ウィルコ!〉と言わんばかりに初のセルフ・タイトルを掲げて自信漲るニュー・アルバムをドロップ! お家芸の現代解釈版アメリカーナや土臭いカントリー・ロック・ナンバーはもちろん、ファイストとのデュエット曲など聴きどころ満載。ラクダと最高傑作を引き連れて音楽キャラバンは世界を巡る。
bounce (C)大久保洋二
タワーレコード(vol.312(2009年07月25日発行号)掲載)
メロディーラインも秀逸、ソウルフルな歌に、曲の流れも最高です!親しみやすくてポップな、わかりやすく純粋に音楽を楽しめる快作!色々なジャンルを通ってきたからこそ作り出せる、ビッグスケールな音楽、これぞウィルコ!と言える原点回帰のセルフタイトルです。