Samurai Jazz改め、SJQ(Samurai Jazz Quintet)、2003年の『meme?』以来となる約6年振りのオリジナル・アルバム。2008年、SJQが主宰するRhizome recordsより発表したライヴ・アルバム『COCOMPLEX』でも実践された、電子音響と生楽器を組み合わせたエッジーかつポップなサウンドが更なる進化を遂げた作品として結実した。先端技術とポップ・カルチャーが交差する、リアル・タイム+即興で行われる、洗練度を増したカットアップ・ジャズは非常にスリリングで刺激的!従来の安易な、既存のダンスミュージックにJazzの楽器を乗せた形ではない、現代のコンピュータプロセシングを踏まえた本当の意味での現在進行形の即興のマスターピースをご賞味ください。
タワーレコード
HEADZ とcubic musicの共同リリース第1弾は、12kの イヴェントやraster-notonツアーに参加していた彼らの6年ぶりの新作。間断ないカットアップにより、衝突と拡散を繰り返すエクスペリメンタル・ジャズ。コンピュータ上で生命モデルをシミュレーションするシステムを音楽に応用することによって生ずる揺れとブレ。しかし論理的な美学より身体が反応するグルーヴ、ポップささえも感じる。それは一瞬の音への対応能力をギリギリまで要求される即興演奏家としての彼らが先んじて存在しているからなのだろう。
intoxicate (C)水上渉
タワーレコード(vol.80(2009年06月20日発行号)掲載)
サムライ・ジャズ改めSJQ(サムライ・ジャズ・クィンテット)の6年ぶりとなる新作! 生楽器と電子音響を組み合わせたライヴトロニカという手法で精製される音のひとつひとつを、連鎖させるように緻密に並べて躍動的な楽曲を構築する様は超スリリングだ。さらに人工生命を用いた音楽ソフト〈ギズモ〉を導入するなどチャレンジングな要素も採り入れた、圧巻のエクスペリメンタル・ジャズ!
bounce (C)大久保洋二
タワーレコード(vol.310(2009年05月25日発行号)掲載)