エレクトロの偉人2人ーカール・クレイグとモーリッツ・フォン・オズワルドの強力タッグが、ラヴェルの「ボレロ」「スペイン狂詩曲」、ムソルグスキー「展覧会の絵」という名曲を再構築、テクノとクラシックを融合しきった驚異のアルバムをリリース! (C)RS
JMD(2010/06/17)
デトロイトの偉人カール・クレイグと、ミニマル・ダブの生みの親モーリッツ・フォン・オズワルドの超最強タッグが、クラシックの名曲を再構築してみせたセンセーショナルな作品。カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるオリジナル録音から、1985年のラヴェル「ボレロ」、1987年のラヴェル「スペイン狂詩曲」、そして1986年のムソルグスキー「展覧会の絵」をピックアップ。1年近くの歳月を費やし完成させたという、この説明不要な最強プロジェクトによるテクノとクラシックの融合作。国内盤はオリジナル録音CDが付いたスペシャル・エディション2枚組仕様。
タワーレコード
テクノの2大巨頭、カール・クレイグとモーリッツ・フォン・オズワルドがクラシックの名曲、ラヴェルの〈ボレロ〉と〈スペイン協奏曲〉、そしてムソルグスキー〈展覧会の絵〉を再構築。素材に選ばれたのはカラヤン指揮によるベルリン・フィルの録音で、切って歪めてループしてさらに練り込んで……とミニマル技術フル活用。企画モンでもパロディーでもないガチンコの緊迫感と、それを越えたところにある恍惚感に打ちのめされる。
bounce (C)池田 謙司
タワーレコード(2009年03月号掲載 (P69))
ドイツ・グラモフォンの音源を素材として「再作曲」を試みるシリーズの新作は、デトロイトテクノとベーシック・チャンネルの共演。カラヤン指揮のベルリン・フィルによる、ラヴェルの《ボレロ》《スペイン狂詩曲》、ムソルグスキーの《展覧会の絵》を素材として、追加録音を行ない完成されている。とはいえ、原曲のフレーズは断片化され、反復、重層化されているため、冒頭《ボレロ》のリズムが曲を先導するが、以降はまったく違うオーケストラ作品に聴こえてくる。リミックスではなくリコンポーズの所以である。
intoxicate (C)畠中実
タワーレコード(vol.77(2008年12月20日発行号)掲載)