青春の鬱勃と押し殺された怒りを炸裂させる正統UKパンク・ロックと評されたイギリスはコヴェントリー出身の3ピース・バンド、ジ・エナミー。彼らが約2年ぶりに発表、新たな音の次元を追求するセカンド・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
大胆な成長を遂げた、衝撃の2作目。ジ・エナミーの事を分かっていたなんて思うなよ。
2007年7月アルバム『ウィル・リヴ・アンド・ダイ・イン・ジーズ・タウンズ』で全英NO.1デビューを飾った、英コヴェントリー出身の3ピース。その時、彼らはまだ19歳。「オアシスとアークティック・モンキーズが好きなやつは絶対要注意」「オアシスが盛りを過ぎてからずっとこんなバンドの出現を待っていた」と英メディアで大絶賛。2007年夏サマーソニックで初来日。メイン・ステージのトップ・バッターという大役をを見事に務め、その圧倒的なパフォーマンスで観客を虜にしたことは言うまでもない。そして、約2年振りとなる、待望のセカンド・アルバムが本作。プロデューサーに、Arctic MonkeysやRazorlightを手掛けたMike Crosseyを迎え、ウェールズのモンマスシャーにあるMonnow Valley Studiosでレコーディングを行った。
タワーレコード
2007年のデビュー作でシーンを大いに盛り上げてくれた3匹の獅子が、大胆不敵な2作目を投下! UKっ子特有の美メロに、ツェッペリンを想起させるストレートなロック・スピリットをブレンドした今作は、こちらの期待を十二分に上回るほどエネルギッシュ。現代に渦巻く怒りと悲しみ、希望を思いっきり掻き鳴らした、エモーショナルな一枚がここに完成だ。掠れ声で歌われるネクスト・ジェネレーションの叫びを受け止めよ!
bounce (C)柴田 かずえ
タワーレコード(2009年05月号掲載 (P79))