ロング・ヒットを記録した「曇天」、「陽はまた昇る」「世界の果て」のシングル曲を含む、3ピース・ロック・バンド"DOES"のアルバム。"へヴィ&メタリック"をコンセプトに、さらに研ぎ澄まされた日本語ロックを展開。歌謡やダンス・ビートなどを盛り込み、約1年をかけてじっくり制作した会心作だ!! (C)RS
JMD(2010/06/14)
ロックシーンの中でも屈指のメロディメーカーとして各方面から更なる注目を浴びるDOES。今作『The World's Edge』において作詞・作曲を手掛ける氏原ワタルがテーマにあげたのはへヴィーでメタリック。そして、日本語の美しさを音楽的ルーツである洋楽の言葉の響きに合わせ、情景と風景をありありと描く日本語ロックは更に磨きをかけた。ヒットシングル「曇天」、メタリックと歌謡メロディーが絶妙な融合「インディゴ」、純文学ダンスロック「レイジー・ベイビー」、才能が大爆発した太く歪んだリフに負けない強く美しい歌メロの自信作「太陽病」、メロウで気持ち暖まるバラード「君の好きな歌」、深化の為の新たな到達点「世界の果て」を含む全12曲捨て曲ナシの歴史的名盤誕生。
タワーレコード
質実剛健という言葉が似合う、無骨な3人組の3作目。ヒットを記録した先行シングル“曇天”のへヴィーなリフが口火を切り、鉛のように重くザラついたサウンドが一気に押し寄せる。アンサンブルが逞しくてリズムも多彩な演奏は、凡百のギター・ロック・バンドとの格の違いを感じさせるものだ。とはいえ、彼らの最大の武器は言葉だろう。スピーディーで荒々しい曲も、情感に富んだミディアムも、言葉の響きや押韻が考え抜かれている。そして街角の風景や時の移ろい、慕情などをしたためた詩のような歌詞が、どこか童謡にも似たメロディーと溶け合う――この感覚はエレファントカシマシやeastern youthに近いかも。言葉と音の組み合わせの妙を、彼らの流儀で突き詰めた力作だ!
bounce (C)鬼頭 隆生
タワーレコード(2009年05月号掲載 (P85))
カッちょ良すぎるぜ。
私はこんなアルバムを待っていた!