新居昭乃の5thオリジナル・アルバム。彼女が歌う意味=生きる目的が明確になってきたという時期(2009年)に放たれた本作は、"自分自身の願いと人々への感謝の気持ち"がテーマ。"遊ぶのも、眠るのも、はしゃぐのも自由"だという『ソラノスフィア』の中に、唯一無二の音世界が優しく、力強く描かれています! (C)RS
JMD(2010/06/14)
新居昭乃4年ぶりのオリジナルフルアルバムは全曲新曲を収録した意欲作!
タワーレコード
複雑な感動を呼ぶ、十八番新居昭乃の世界。
新居昭乃『ソラノスフィア』(2009)
新居昭乃の世界は、幻想的だがノスタルジック
でなく中立的で、ヒーリングのようで、実は心を躍動させるし、
詩とポップの間のバランスを保っている。独特のウィスパー・
シンギング、”白い巨匠”保刈久明のストイックだが、
アイデアの洪水のようなアレンジ、それらが合わさって、
なんとも複雑な感動を覚えるサウンドに仕上がるのだ。
泣きたくなるサウンドでも、幸福感いっぱいのサウンドでも
あるのだ。そして、ラストの「太陽の塔」。1970と歌詞にあり、
サンクスに岡本太郎記念館の方の名前があるので、
まぎれもなく、あの「太陽の塔」のことを歌った、保刈ギター
のみを伴奏に歌う究極のシンプル・ナンバー。聴後感の
余韻もどしっと来ます。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2009/05/07)
このような現状の中、時間をかけ丁寧に作られた今作に、素直に音楽の喜びを感じる。近年はヨーロッパでの評価も高まる彼女の4年ぶりのアルバム。保刈久明とのアトモスフェリックな音響/アンビエント的アプローチが細海魚、ASA-CHANG、渡辺等、徳澤青弦らの演奏と有機的に絡み合う。その脈動は傍観者の世界観ではなく、此岸と密接にリンクする輪郭を描出する。薄明に燐光する雫のようにうつろう歌声は繊細に浮遊し、時に凛として一瞬の陰影を切り抜く。それはひたむきな想いが結晶化した音の捧げもの。かけがえのないものだからこそ、傑作。
intoxicate (C)水上渉
タワーレコード(vol.79(2009年04月20日発行号)掲載)