「もうボッサもイタリアだ!」と、叫びたくなるほどの充実作。ニコラ・コンテのプロデュースで世に出たロザリア・デ・ソーザの最新作はファブリッツオ・ボッソ率いるハイ・ファイヴの面子が強力バックアップ。心地良いアップテンポなボッサJAZZの上に、ポップなのに嫌みを感じさせない気だるいボーカル。聴いているだけで、円高なのに旅行にいけない貧乏人のボクを地中海沿岸ドライブにショート・トリップさせてくれます。ああ、幸せ!プロデュースはマリオ・ビオンディで有名なルチアーノ・カントーネ。
intoxicate (C)熊谷祥
タワーレコード(vol.79(2009年04月20日発行号)掲載)
あのニコラ・コンテも惚れ込んだシンガーが、目下ユーロ・ジャズ界でもっともクールなヤツら、ハイ・ファイヴ・クィンテットを従えて作り上げたジャズ・ボッサ・アルバムの登場。ファブリツィオ・ボッソら強力なジャズメンたちが繰り出す緊張感に満ちたスリリングなソロ、〈BPMは速めでよろしく!〉と言わんばかりのグルーヴィーなリムショットなど聴きどころ満載の内容に。そして先達から脈々と受け継がれるイタジャズ特有の〈洗練された哀愁のメロディー〉が、これまたわれわれジャパニーズのツボなんだな。それにしてもここ最近のスケーマは60年代ユーロ・ジャズの隠れ名盤を復刻したり、マリオ・ビオンディらイマのシーンをリードするアーティストを発掘したりと、ホント良い仕事してます!
bounce (C)高木 雄一郎
タワーレコード(2009年04月号掲載 (P80))