自身がプロデュースする通算12枚目のアルバム。前作『バック・イースト』のコンセプト(サックス、ベース、ドラムスによるトリオ編成)をさらに推し進めダブル・ベースという試みもなされている。ベートーヴェンの「月光」も演奏。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
アコースティック・トリオによるサウンドを更に追求し、ダブル・リズム・セクション/ダブル・トリオ編成にも挑戦!更なる高みへと進むジョシュア・レッドマン。サックス、ベース、ドラムのシンプルなトリオ編成にてレコーディングした前作『バック・イースト』以来、2年ぶりとなる2009年作品。このシンプルかつ有機的な編成によるサウンドを更に前進させる為に、2008年3月からレコーディングを開始。その過程でジョシュアのアイデアにより、今作では通常のトリオ編成による演奏の他、ダブル・リズムセクション編成による演奏も試みた、更に新たな境地へ踏み出す1枚。
タワーレコード
2008年もピアノレス・トリオでの小規模なツアーを継続していたジョシュア・レッドマンの新作は、ラリー・グレナディア&ルーベン・ロジャースのベース陣とブライアン・ブレイド&グレゴリー・ハッチンソンのドラム陣を擁したダブルトリオ作品。純粋に各トリオでの作品に加え、総勢5名のダブルトリオでの作品も数多く収録。ベートーヴェンの《月光》のジャズ・アレンジを除き、極めて私小説的でネクスト・レヴェルなコンテンポラリー・ジャズ作品。09年の先陣を切っての注目リリース。
intoxicate (C)稲田利之
タワーレコード(vol.77(2008年12月20日発行号)掲載)