フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2009年03月04日 |
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規格品番 |
UICY-60039 |
レーベル |
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SKU |
4988005541406 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:34:31
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1.[CD]
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15.(エンハンスド)ウォーク・イディオット・ウォーク (ビデオ) (日本盤のみのボーナス・トラック)00:00:00
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かのアラン・マッギーが旅先のTVで〈発見〉したスウェーデンが誇るガレージ・ロックの貴公子たち。オリジナルとしては4年ぶり、ということはつまり世界進出して初のニュー・アルバムがコレです。TVで彼らを観たアランは〈なんじゃコイツら!?〉とコップ酒を思わずこぼしたらしいが(ちょっと嘘)、それだけでこのバンドの目的はほとんど達せられたと言っていいだろう。ハイヴスに魂はない。ハイヴスはとんでもなくロックンロールな身振り、とんでもなくロックンロールなシャウト、とんでもなくロックンロールなファッションをプラモデルのように組み立てた無敵のロックンロール・ガレージ・キットなんだから。演奏後には何も残らない絶叫こそ彼らの魅力で、だからこそテクノ(・ポップ)な質感に踏み込んだ本作はまさにバンドの本領発揮といえるだろう。「セックス・ピストルズとクラフトワークの中間のような音を出したかった」とバンドは言ってるらしいが、まんまディーヴォを思わせる“Walk Idiot Walk”もあれば、ストリングスをゴージャスに〈取って付けた〉“Diabolic Scheme”なんてナンバーもあり、ルービック・キューブをガチャガチャと高速回転させるようにカラフルな断面を次々と展開していく。もはやこの期におよんで〈ガレージ・ロック〉なんて肩書きだけではカヴァーできない必殺のコマーシャリズム(もちろんとってもイイ意味で)。新しいサウンドも、新しいネクタイも同じくらいに最高だ。
bounce (C)村尾 泰郎タワーレコード (2004年08月号掲載 (P66))
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例えば、キンクスが4作目『Face To Face』で初めてステレオ録音に挑んでみたり、ザ・フーが69年の『Tommy』でコンセプチュアルな世界に踏み入ってみたり、と、ストリート臭の強いバンドも4作目あたりになってくるとそれなりの実験性が見えてくる。あからさまな変化はなくとも、メンバーの間であきらかに内なる葛藤が訪れる時期でもあり、そういう意味では、3、4作目に問題作が集中する場合が少なくない。では、スウェーデンはファルゲスタ出身のこの5人組の場合はどうだろう。ポップトーンズからのコンピレーションを含むと4作目になるわけだが、まず、今回はメジャー(インタースコープ)移籍第1弾。そのせいもあってか、音の質感がいきなり良くなっている。高低のバランスは絶妙だし、ギターとドラムとを横一線に並べたような配置による左右のレンジも格段に広がった。それに伴ってか、ややヘヴィーな感触の楽曲が増えたようにも思える。だが、最終的にはロックンロール。それ以上でもそれ以下でもない。「セックス・ピストルズとクラフトワークの中間のような音を出したかった」そうだが、実際はそんな込み入った事実はさほど感じられないし、いろいろやってみたもののやはりコレしかできなかった、というような開き直りさえ感じられる。どうやら、彼らには成長、変化のプレッシャーなどないようだ。共に白髪が増えるまで突っ走る、ということか。
bounce (C)岡村 詩野タワーレコード (2004年08月号掲載 (P66))
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