TOYOTA2000GT VS マツダサバンナRX-3!!日本が誇る名車たちが疾走する真夜中のハイウェイ!
奇跡の傑作といわれる、国産カーアクション映画の最高峰が、37年の時を経てついに初DVD化!
何ものかに反撥して夜の公道を突っ走る若者たち、凄まじいスピードの中で絡み合う愛に飢えた2台の車、轟音を奏でるエグゾーストノートとぶつかり合う華麗なるシネジャズ、そしていのちを燃やして疾走する男と女…。五木寛之の原作をもとに、東宝ニューアクションの鬼才西村潔監督がメガホンを取った、まさに奇跡としかいいようのない傑作アクション。
『バニシング・ポイント』『断絶』等のアメリカン・ニューシネマと同時代に登場した、これこそ極東ニューシネマとも言える鮮烈な一作である。画面に映し出されるその映像は衝撃だ。CGなど無かった時代、首都高、横浜を名車TOYOTA2000GTが猛スピードで駆け抜ける映像はすべてホンモノ!撮影のための交通規制などいっさい無い、現代では決して撮りえないとんでもない映像!
【TOYOTA2000GT】
日本のモータリゼーション発展途上期において、ヤマハ発動機とトヨタ自動車が共同開発した日本が誇るスーパースポーツGTカー。1967年~1970年にかけて生産・販売された台数はわずか337台。海外においても人気は高く、2008年現在、歴史上すべての日本車の中で最も高値で取引されている車である。日本車で唯一ボンドカーとして『007は二度死ぬ』にオープンカー仕様の試作車が登場するが、劇中で運転するのはショーン・コネリー演じるジェームス・ボンドではなく若林映子であるため、正式なボンドカーとして認めない向きもあるが、『007は二度死ぬ』は全編通してジェームス・ボンドが車の運転をしない唯一のボンド映画でもある。日本の歴史上の記念碑ともいえるこの伝説の車を全編にわたって映し出す映画は『ヘアピン・サーカス』のみである。
タワーレコード(2009/04/08)