現代最高のジャズ・コンボ、ブランフォード・マルサリス・カルテットによる、2006年『ブラッグタウン』以来約3年ぶりとなる2009年作品!タイトル(metamorphose=変容という意味のドイツ語)の通り、常に聴き手に驚きを与えるために進化変容し続けたいという思いから、メンバー全員が猛練習して作り上げたという力作。「一人一人が練習することによって、それぞれのパートの音がよりセンターに集中するんだ。今は同じ部屋でみんなで演奏しても、それぞれ個別にいるような感覚でここの音が聴こえるんだ。練習のおかげでそんな域まで達したのさ。」とのことで練習の成果は相当なものだ。エンジニアのロブ・ハンターも驚くほど。あらゆる種類の音楽を聴き、あらゆる表現が可能になった、充実のカルテットで奏でられる力作!
タワーレコード(2009/04/08)
2000年以降はクラシックのオーケストラとの共演と自身のジャズ・カルテットでの演奏の2本立てで活動するサックス奏者ブランフォード・マルサリス。ジェフ・"ティン"・ワッツ(ds)、エリック・リヴェス(b)、ジョーイ・カルデラッゾォ(p)と10年近く不動のメンバーで活動するだけあって、現在のジャズ・シーンでも最強のクァルテットを率いての新作。1985年ウィントンとの『ブラック・コーズ』、2000年の『コンテンポラリー・ジャズ』を経て、ゆっくりと静かに変容しつつある未来のジャズの姿、ここにあり。
intoxicate (C)稲田利之
タワーレコード(vol.78(2009年02月20日発行号)掲載)