キース・リチャーズ、ショーン・レノン、キャット・パワーほか、列挙するだけで文字数超過の豪華ゲスト陣に加え、プロデューサーに何とハル・ウィルナーを迎えた凄すぎる新作。濃ゆいメンツによって構築された異様な深みを持つサウンドも素晴らしいが、人生の裏も表も酸いも甘いも天国も地獄も全部咀嚼したやさぐれ耽美な歌唱を披露するマリアンヌの存在感は、やはり何よりも強烈だ。誰も敵わんよ、コレは。
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60年代に歌手、映画女優などとして絶頂を極めたが、後に酒とドラッグに溺れどん底に。そんな波乱の生涯と共に常に注目を集めてきたマリアンヌ・フエイスフルの通算22作目。その名がもつチカラが健在であることを示すかの如く、プロデューサーのハル・ウィルナーに加え、アントニー（＆ザ・ジョンソンズ）、ジャーヴィス・コッカー、ルーファス・ウェインライトからキース・リチャーズまで挙げきれないほど多くの豪華アーティストが参加。豪勢な楽曲もさらりと唄う懐の深さは、さすがの一言。話題必至の１枚です。
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