ブラジルで絶大な人気を誇るヒップ・ホップ・シーンの改革者、プラネット・ヘンプのリーダーにしてラッパー、マルセロD2(デードイス)のスタジオ・アルバムが登場!イヴァン・リンスの「Deixa Eu Dizer」をサンプリングしたM-2がブラジルで大ヒット!
タワーレコード(2009/04/08)
世界でもっとも有名なブラジリアン・ヒップホップ・アーティスト=マルセロD2(デードイス)による、早くも〈2009年ブラジル・ディスク大賞〉との呼び声も高いニュー・アルバム! クラウディアが歌うイヴァン・リンス作の“Deixa Eu Diser”をサンプリングした、本国で大ヒット中のシングル“Desabafo”がとにかくキラー! 今作も共同プロデューサーにマリオ・カルダートJrを迎え、オーガニックで黒くてブッといベースラインや、比較されることも多いコモンのソウルへの憧憬にも似た温故知新なサンバ・テイスト、そして早口でファニーなフロウがますます冴え渡っている。御大マルコス・ヴァーリをはじめ、セウ・ジョルジ、ホベルタ・サー、マニー・マークも参加した、新世代サンバの豪華絵巻。
bounce (C)小松 健一郎
タワーレコード(2009年03月号掲載 (P78))
「 ヒップホップとサンバの融合"だけで俺を語られちゃ困るぜ」ってことなのか、ブラジル・ヒップホップ界の風雲児、待望の新作は、カラフルなポップ性と実験性、そしておしゃれイズムが共に旧作比5割増の新境地。イヴァン・リンス《Deixa Eu Dizer》を大胆に拝借した《Desabafo》や、セウ・ジョルジ、ホベルタ・サー、マルコス・ヴァーリの客演など、トピックも華やかだが、それでも浮ついた感じにならないところが、この人の並外れたセンスとカリスマ性のなせる業なんだなぁ。プロデュースは毎度おなじみマリオ・カルダートJr.。
intoxicate (C)田中幹也
タワーレコード(vol.77(2008年12月20日発行号)掲載)