ダンスとアートの中間ともいうべき、独自路線の不思議&愉快なエレクトロ・ポップにハマッたら、もう抜け出せない!イギリスはデヴォン出身のジョセフ・マウントを中心とする3人組バンド、メトロノミー初のヴォーカル入りセカンド・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ここ日本でも12インチが売り切れ御免状態だった、ジョセフ・マウント率いるメトロノミーがアルバムをリリース!自宅のベッドルームでオウテカ、LFO、エイフェックス・ツインといったアーティストにインスピレーションを受けながらエレクトロニック・ミュージックを作り始めた所から始まったというメトロノミー、ジョセフのソロ・プロジェクトではなく、幼馴染であるゲイブリエル・ステビングとオスカー・キャッシュの3人編成によるれっきとしたバンド。どこかで聴いた事があるような懐かしい~感じのする、歌心溢れる抜群のポップ・センスがとにかく素晴らしい!ロック・ファン、ダンス・ファンともに要チェックです。
タワーレコード(2009/04/08)
うわっ!と思って、数秒後にウォ~!と思う、その繰り返し。クラクソンズ“Atlantis To Interzone”などのリミキサーとして注目を集め、ガキ声コーラスも強烈なペナペナ・ポップ“Radio Ladio”などの傑作12インチで評判を膨らませていたメトロノミーがついにニュー・アルバムを投下した。その間にはルーツ・マヌーヴァのプロデュースなども手掛けているが、これはもう待たせただけのことはある出来だろう。才人ジョセフ・マウントを中心としたこのトリオが繰り出すのは、クランク風のシンセにバタついたビート、そして偽デカダンな歌声……まるでファニーなニュー・オーダーながらも、それだけじゃない珍妙な意匠をカッコ良さに転化するセンスがあるのだ。とりあえず爆音で“The End Of You Too”を聴いて狂え!
bounce (C)出嶌 孝次
タワーレコード(2008年12月号掲載 (P73))