まさに炎のごとく燃え上がった熱き男の魂が蘇る!白鬼のホワイト・ブルース・ギター一徹男、ジョニー・ウィンター、絶頂期の1970年代ライヴ映像を集めた決定版DVD。英国ロイヤル・アルバート・ホールのライヴ他さまざまな国でのライヴに、TV出演やインタビューなど盛り沢山です! (C)RS
JMD(2012/08/16)
ホワイト・ブルース・ギタリストのパイオニアであるジョニー・ウィンター。そのハードなブルース・ロック・ギターで世界中で多くのファンを獲得した彼の絶頂期、70年代のライヴ映像を集めたDVDです。コンサートからTV出演まで、様々なライヴ映像が満載で、過去いくつかのVHS作品にバラバラに収録されていた映像で、今回初DVD化されたものが殆ど。70年収録の各ライヴは、弟エドガー・ウィンター(key/drums/sax/voc)、ジョン・ターナー(drs)、トミー・シャノン(b)の初期メンバーによるもの。特にデンマークのTVライヴで披露した大ヒット・インスト曲「Frankenstein」は圧巻で、途中オルガンからドラムに変わり、ターナーとドラム・バトルを繰り広げるエドガーは見ものです。ランディ・ジョー・ホッブス(b)、リチャード・ヒューズ(dr)とのトリオ編成による73年Don Kirshner’s Rock Concertの2曲は本作のハイライト。ヒューズの派手なツイン・ドラムとホッブスの重低音ベースに、これぞブルース・ロック!なジョニーのギターが炸裂する「Rock and Roll Hootchie Koo」は燃えます。74年シカゴのイヴェント・ライヴ『Blues Summit in Chicago』で収録された「Walking Through The Park」では、ウィンターと交流のあるブルースマンたちと夢の共演! ジュニア・ウェルズ(harp)、バディ・ガイの弟フィル・ガイ(g)、ジミ・ヘンドリクスのバンドのバディ・マイルス(dr)、そしてニューオーリンズの重鎮ドクター・ジョン(p)も参加です。DVDの最後を締める79年独エッセンのライヴは、ジョン・パリス(b/harp)とボビー・コールドウェル(dr)のトリオ編成で王道ブルース・チューンを披露。ここではウィンターのよりブルージーなギターが楽しめます。Detroit Tubeworksによる70年に行われたインタヴュー映像も収録。彼の音楽感などが赤裸々に語られます。
タワーレコード(2009/04/08)