SEEDS&GROUND、RUDIMENTSから作品をリリースしてきたバンドZEROのリーダーとして活動し、また、BLAST HEAD、TRIAL PRODUCTION、upsets、 QUIETSTORM、KIRIHITO、REBEL FAMILIA等の作品、ライブ等に参加し数多くのミュージシャンとのセッションでサックスプレイヤーとしてのその存在感、実力を証明しているKOYOのソロ・アルバム。沖縄、八重山、奄美の歴史ある民謡のカバー曲やオリジナルの楽曲にはQUIETSTROM、DULO A.K.A. DJ KIYOをはじめ、独創的ギタリストのヨシタケEXPE、DRY & HEAVY、AUDIO ACTIVEのドラマー七尾茂大、三線奏者の照屋 勝武なども等も参加ミュージシャンとして名を連ねる。瞬間をゆるやかに包み込むやさしさ、あたたかさが全編に漂いリスナーの五感へと共鳴するアンチェインド・アルバム。
タワーレコード(2009/04/08)
「この音楽がスピーカーから鳴っていたら、朝飯だけ作るつもりだった筈が夕食の下ごしらえまで手が伸びてしまって、ほんの30分で朝食を済ませるつもりだったのが、たっぷり1時間かけて悠久のBREAKFASTになっていた。ただでさえ遅い朝だったから、食べ終わる頃には昼前になっていて、秋晴れの10月の風が久しぶりに部屋に流れ込んで来て、恒洋くんのサックスの音色とマーブル模様を生み出した。その瞬間だったんだ、風の形と色がはっきりと見えた気がして、ふと窓の外に目をやると木々のそよぎの意義が全て理解できたように思えて、そのDogggystyle(犬式))
「ディス・モータル・コイルという耽美的な音楽を奏でるユニットが80年代にいたが、彼らのファースト・アルバムに「バラムンディ」というインスト曲がある。幻想的なギターのリフにたゆたうようなシンセと様々なノイズが絡み、後半から波のSEが徐々にインサートされてゆくという作品だ。その波、というか海は明らかに夜で、曲の終盤はほとんどその波の音だけになって次の陰鬱でエスニックな曲に移行するのだが、何を隠そうKOYOの「BLUE LIGHT」を聴いて浮かんだのは、この部分だった。レゲエ/ダブ、ジャズといWORLD FAMOUS)
タワーレコード(2009/04/08)