常に革新を続けるベーシスト、デイヴ・ホランド。2006年から始めた新しいセクステットでアルバムをリリース。これまでホランドのクインテットのトロンボーン奏者ロビン・ユーバンクス、ホランド・ビッグ・バンドのメンバー、アントニオ・ハート(ts)、アレックス・スピアジン(tp)、元ジャズ・メッセンジャーズのメンバーでトニー・ウィリアムスのカルテットなどで活躍のベテラン・ピアニスト、ムルグリュー・ミラーそしてジョシュア・レッドマンのトリオなどで活躍の若いドラマー、エリック・ハーランドというメンツで、ホランドの新曲や、1970年代~1995年までの作品の収録曲を新たなアレンジで蘇らせた注目作品。
タワーレコード(2009/04/08)
チャールズ・ミンガス以降間違いなく最高の、作曲活動も兼業するベーシストで、電化マイルス・バンドを始め、数多の歴史的セッションへの参加で知られる重鎮が放つセクステット作が到着。フロントはロビン・ユーバンクス(tb)、アレックス・シピアギン(tp)、アントニオ・ハート(as)というネオ・バップ世代+次世代の敏腕、そしてリズム隊はマルグリュー・ミラー(p)とエリック・ハーランド(ds)と、全く役者揃い。近年はビッグバンド作で名を残してきたホランドだけに、3管でもありえないほど彩色豊かにハモる!鋭利なソロ・パートもてんこ盛りの濃厚な1枚です。
intoxicate (C)本橋卓
タワーレコード(vol.77(2008年12月20日発行号)掲載)