ジャジー系シンガー・ソングライター、エリン・ボーディーのアルバム。ミネラル・ウォーターのように爽やかでクールなヴォカル&サウドに和める1枚。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
【柔らかな光につつまれるナチュラル・サバービア・テイスト。ジャジー系シンガー・ソングライター、エリン・ボーディーの日本デビュー盤。】
ジャジー&アコースティック・ポップなサウンド、澄んだクール・ヴォイスが絶妙にマッチしています。このエリン・ボーディーはミネソタ生まれでセントルイスにて活動中。あのレベッカ・マーティンもアルバムを残したマックス・ジャズ・レーベルから既に2枚アルバムを発表、いずれも輸入盤でかなり話題を集めた彼女が満を持して日本でビュー。これまで2作ではカヴァー曲の選曲センスや、魅力的な声が高い評価を得ていましたが、本作『リトル・ガーデン』では、カヴァー曲はポール・サイモンの「ボーン・アット・ザ・ライト・タイム」のみ、他は殆んどが自作です。さらにアコースティック・ギターも今まで以上に前面に出て「ジャジーなアコースティック・ポップ」といった趣のサウンドに。本格的なシンガー・ソングライターとしての特徴が良い方向に出た素晴らしい1枚となっています。メロディアスなソングライティングと爽やかでクールな声質、それらが不思議とアメリカ中西部郊外(サバービア)的な、良い意味での中庸さをイメージさせる個性は今後面白い存在になりそうです。
タワーレコード(2009/04/08)
バックの音も素晴らしい。楽曲も秀逸。
買って間違いのない一枚です。