大御所シンガー・ソングライター、ヒア・ミュージック第2弾。豪華バンドと奏でる珠玉のカヴァー集。本作では、これまでライヴでは披露してきたものの、一度も録音したことのないお気に入りのナンバーをピックアップ。いずれも50年代、60年代、70年代を代表する有名アーティストたちの楽曲。「ハウンド・ドッグ」「サマータイム・ブルース」など。 (C)RS
JMD(2011/02/03)
ポピュラー・ミュージック史上最も尊敬され、成功も収めたアーティストの一人、ジェームス・テイラー初のカヴァー・アルバム。今作は2008年1月マサチューセッツにある納屋を改造したテイラーのスタジオに12人編成の大所帯バンド‘Band Of Legands’が集まり10日間のセッションで録音。Steve Gadd、Larry Goldings、Michael Landauなどこれまでもテイラーを支えてきた錚々たるメンバーとの心温まるセッション。取り上げられた曲は、50年代~70年代を代表する有名アーティストたちの名曲ばかり。ライヴでは何度も演奏してきたお気に入りの曲ばかりだが、エディ・コクランの「Summer Time Blues」、Junior Walkerの「Road Runner」などのロックンロールからJimmy Webbのカントリーソング「Wichita Lineman」やLeonard Cohenの「Suzanne」など、通を唸らせる曲まで幅広く収録。クラシック界の大御所チェロ奏者ヨーヨー・マも1曲ゲスト参加!
タワーレコード(2009/04/08)
円熟を極めた大御所、ジェイムズ・テイラーより極上のカヴァー・アルバムが届けられた。レナード・コーエンやジミー・ウェッブらが紡いだ通好みの名曲を、ほんのりと哀愁を漂わせつつも心温まるお馴染みの〈JT節〉で味わい深~く聴かせてくれる。その一方、エルヴィス・プレスリー“Hound Dog”では珍しくロッキンな表情を披露していたりも! 個人的にはスピナーズ“Sadie”があまりにも素晴らしすぎて……ひたすら涙です。
bounce (C)田中 幹也
タワーレコード(2008年10月号掲載 (P79))