俳優としても活躍する硬派な男前MC=コモンが、2作続いた同郷シカゴのカニエ・ウエストとのコラボから一転、ファレル・ウィリアムス、ザ・ネプチューンらと組んでエレクトロかつテクノなノリで勝負に出る、超クールな第8弾アルバム! (C)RS
JMD(2011/02/03)
更なる境地へと到達した前作『Finding Forever』からわずか1年足らずで、通算8枚目となるアルバムが完成!2作続いた同郷シカゴのカニエ・ウェストとのコラボレーションから一転して、ファレル・ウィリアムス/ザ・ネプチューンズ&ミスターDJ(アウトキャストなど)全面制作によるハイ・エナジーな作風とのこと。新たなるコモン・ワールドに期待が高まりますね。
タワーレコード(2009/04/08)
〈次のコモンは流行のエレクトロ〉との前評判だったが……例えばネプチューンズ製の表題曲はアフリカ・バンバータ流儀の元祖エレクトロ、“What A World”はヒップ・ハウスで、いずれも主役のオールド・スクールなフロウが楽しい。A・トラックやカニエ経由で流行に触発されようと、そこに伝統も踏まえて回答する様子は、近年のアーマンド・ヴァン・ヘルデンばりにフレッシュだ。一方でMr DJやシー・ローを迎え、ムスィーナー(エリカ役?)も招いた部分は、守旧派に叩かれた『Electric Circus』(2002年)のリヴェンジか。ただ、マルティナとのドラムンベースも含めて全体の空気感は非常に軽やかだ。アタマの古い連中を納得させるにはスマートじゃなきゃ、ってことをオバマから学んだのかもね。近年の最高傑作!
bounce (C)出嶌 孝次
タワーレコード(2009年01,02月号掲載 (P85))