2007年1月発売のソロ・デビュー作『With A Loop Some Swing』も絶賛されたカナダ、モントリオールが誇るメロウ・ビーツの錬金術師、シンク・トゥワイスのセカンド・ソロ・アルバム。夜・都会・洗練を感じさせたジャジー・ビートが中心だったサウンドから、開放感・ぬくもり・自然を感じさせるソウルフルなビートサウンドに進化。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
もっとポジティヴでソウルフルなメロウ・ビーツへ!進化しつづけるメロウ・ビーツ・サイエンス、その到達地点!Nujabesのコンピレーション『Modal Soul Classics』にも名曲「Under The Hood」が収録されたカナダが誇る孤高のデュオ、スペシフィクス。ジャジー・ヒップホップをアートにまで高め上げた、と呼ばれるそのプロデューサー、シンク・トゥワイスがお届けする待望のセカンド・ソロ・アルバム。前作『With A Loop And Some Swing』に比べて今作は、夜・都会・洗練を感じさせたジャジー・ビートが中心だったサウンドから、開放感/ぬくもり/自然を感じさせるソウルフルなビート/サウンドへと実にポジティヴな進化を遂げていること。もちろんどこを取っても極上のメロウ・ビーツ揃いながら、ネタ使いもジャズからソウルへと比重が移行、ラップよりもR&B的ヴォーカルを多用したナンバーも増えている。淡く漂う70'sニュー・ソウルの空気感も最高に心地よい新たなるクラシックの誕生!
タワーレコード(2009/04/08)
Nujabes経由でここ日本でも爆発的な人気を呼んだ、カナダが誇る孤高のヒップホップ・デュオ=スペシフィクスのビートメイカー、シンク・トゥワイス。昨年はソロ・デビュー作、そしてグループでも再始動を告げる2作目を発表し、さらに先日は同郷の新鋭アクトを紹介するシリーズの第1弾としてトロントのジョーンジズを送り出すなど実に精力的な活動を続けている彼だが、今度は早くもソロでのセカンド・アルバムを完成させた。相変わらず極上のジャジー&メロウ・ビーツを並べながらも、今回はより豊潤でソウルフルなサウンドが印象的。フィーチャリング勢もMCよりシンガーに比重を置くなど、グッド・ヴァイブを極めるべく進化を遂げた才人ぶりを発揮している。突き抜けた感もある大傑作の誕生です!!
bounce (C)卯之田 吉晴
タワーレコード(2008年09月号掲載 (P63))