活動休止となったシステム・オブ・ア・ダウンのメイン・ソングライターでもあるダロン・マラキアンとドラマーのジョン・ドルマヤンによって結成されたバンドのアルバム。ストレートでありながらも激しいグルーヴに満ち溢れた作品。 (C)RS
JMD(2010/12/02)
全てのシステム中毒に捧ぐ。全米アルバムチャートで2005年に「メズマライズ」「ヒプノタイズ」の2枚のアルバムをそれぞれトップに送り込んだ後、活動休止となったシステム・オブ・ア・ダウン。その中心メンバーでソング・ライターであるダロン・マラキアン(G&Vo)とジョン・ドルマヤン(Dr)がスカーズ・オン・ブロードウェイを結成。二人は「このバンドは単なるサイド・プロジェクトなんかじゃない」と言い、精力的な活動を行う事をブチ上げた。システムより「よりロックなサウンド」に仕上げたというアルバムの1stシングル「ゼイ・セイ」は早くも全米のラジオ局でリクエストが殺到している!
タワーレコード(2009/04/08)
活動休止中のシステム・オブ・ア・ダウンから、ギタリストのダロン・マラキアンとドラマーのジョン・ドルマヤンによる新バンドがファースト・アルバムをドロップ! ダロンお得意の変態的なギター・リフが炸裂する“They Say”を筆頭に、ヘヴィー・ロックに民俗音楽やフュージョンなどさまざまな音楽の要素を取り込んだサウンドは、ほとんどSOADそのものだと言えなくもない。だが、ダロン自身が〈単なるサイド・プロジェクトではない〉と語っているとおり、ダンサブルな“Enemy”といった新境地も垣間見せ、決して本隊の焼き直しでは終わらない挑戦的な内容に仕上がっている。作品を発表するごとに時代を震撼させてきた彼らが、本作でまたしてもシーンに一石を投じることは間違いないだろう。
bounce (C)粟野 竜二
タワーレコード(2008年08月号掲載 (P86))