大御所アル・フォスター率いるカルテット。「ヴィレッジ・ヴァンガード」での熱演を収録をした傑作!
タワーレコード(2009/04/08)
このアルバムには結成12年目を迎えたカルテットが2007年4月の第4週、名門ジャズ・クラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演したときの模様が収められている。発足当時からベーシストを務めるダグ・ワイス以外は比較的新しい参加メンバーだが、全員が堂々たるパフォーマンスを展開していることはいうまでもない。リーダーの旺盛なスティックさばきに煽られてか、エリ・デジブリはややオーバーブロウ気味なテナー&ソプラノ・サックス・プレイで耳を引きつけ、"若きベテラン・ピアニスト"ケヴィン・ヘイズも、持ち前の鋭利なタッチで鬼気迫るソロを披露する。マイルスゆかりの「ブルー・イン・グリーン」「ESP」、最初の恩師ブルー・ミッチェルの自作「フンジ・ママ」、さらにフォスター自身のオリジナルという演目には、ちょっとした音のバイオグラフィ的な趣もある。往時のフォスターは殆ど直角に立てたシンバルの間からかくれんぼをするように顔を出してドラムスを叩いていた。このCDブックレットに掲載されている写真を見る限り、その頃よりシンバルの角度はゆるやかになったようだ。しかし、まろやかで甘みのあるドラムスの響きは変わることがない。名手アル・フォスターは今も輝き続けている。(ライナーより 2008年6月 原田和典)
タワーレコード(2009/04/08)