UK出身インド系R&Bシンガー・ソングライターのデビュー・アルバム。アルバム全曲のソングライティングを担当。卓越したソングライティングや音楽的センスに加え、その甘いルックスと声で、すべてのスター性を兼ね備えた逸材。YouTubeで500万回を超える試聴を記録したシングル「ライド・イット」収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
甘~いヴォイスとマスク、そしてUKアジアン・テイストR&Bサウンドがウリのインド系ソウル・シンガー、Jay Sean。前作『Me Against Myself』から3年、ファン待望のスタジオ録音セカンド・アルバムの登場。ロンドンとNYで録音された本作は、前作同様アジアン・テイストなトラック・メイキングの名手Rishi Richを中心に、Alan Sampson、The Underdogs、Timbaland、J-Remy、Duroといった豪華プロデューサー陣を迎えています。
タワーレコード(2009/04/08)
〈ニーヨ以降〉に対する各方面からの回答が続く状況のなか、もともと爽快でメロディアスなテイストを重視していたUKソウル・シーンから注目すべき動きが出てくるのは自然なことだろう。このインド系シンガーも、リシ・リッチに見い出された2004年のデビュー時点ですでにクレイグ・デヴィッドらに通じる爽やかなR&Bを展開していたのだ。この2作目はその路線をさらに強化したスムースな楽曲で統一され、そこにUKらしいキラキラしたポップ・テイストと、今様トレンドのトランシーなシンセなども加えて、耳馴染みがバツグンのアルバムとなっている。ブライトでライトな聴き心地ながら、ナヨい美声から彼ならではの哀愁とソウルが立ち昇り、〈泣き〉の琴線に触れまくる瞬間が、ここにはいくつも潜んでいる。
bounce (C)池谷 昌之
タワーレコード(2008年07月号掲載 (P93))