UKを代表するロック・バンド、プライマル・スクリームの過去の作品を紙ジャケット、デジタル・リマスタリングで再発!本作はぶっ飛んだホワイト・ライト・ロックとエレクトリック・サイケデリック、凄まじいまでの熱気に覆われたアルバム『イーヴル・ヒート』 (C)RS
JMD(2010/06/14)
UK最長不倒のポスト・パンク・ロックンロール・バンドとなったプライマル・スクリームが『Vanishing Point』『xtrmntr』と続いた充実期に止めを刺した、エレクトロニック・ガレージ・バンド・フューチャー・ロックンロール・アルバム。ぶっ飛んだホワイト・ライト・ロックンロールとエレクトリック・サイケデリック、凄まじいまでの熱気に覆われた刺激的な作品。人がパンクに出会う前、そう、ピストルズやクラッシュを知る前に勝手に頭の中で思い描いてはいたものの、今の今まで出会うことのなかった音。ノイにクラフトワークなどジャーマン・ミュージック・ファンも必聴。
タワーレコード(2009/04/08)
ギターとデジタルノイズの華麗なる交錯!!ケヴィン・シールズとアンディー・ウェザオール等、鬼才を軸に、ジム・リード(元ジザメリ)、ロバート・プラント(!)といった強者を迎えた鮮烈なる”エレクトロニック・ガレージ・バンド・フューチャー・ロックンロール(ボビー談)”。80’sニューウェイヴ~アヴァンギャルド、エクストリームなガレージ、ジャーマンロックまで巻き込んだ、21世紀に撃ち込んだリーサル・ウエポンは、正に衝撃。発狂する才能にとにかく拍手&ダイヴ。 (C)DaKaRa
タワーレコード(2002/10/10)
ああ、もう! “Sick City”の途中で必ずスピーカーが壊れるの。このレコードには悪魔が憑いているのかしら?という感じ。あるいは友達がラジオから録ってくれたお気に入りテープが伸びきって歪みまくった“Miss Lucifer”に合わせてイイコトしてたらノイズの坩堝でアッという間にゴメン! 出ちゃう!って感じ。……てな字数稼ぎはさておき、冷静に聴けば、本作はいかにも古い(≠古臭い)。ジャグズ・クーナーとか。が、『Screamadelica』ではなく『Psychocandy』まで戻ってみたのは何気に正解で、禍々しさが立ちこめていた前作に比べて、いくぶんドリーミーなのも妙に今っぽい。特にケヴィン・シールズがミックスを手掛けた何曲かには狂力なサイケデリアが漂い、時流を自己流に引き寄せる彼らの魔法が顕著に宿っている。同時に、モロなロックンロールの引っ掻き方は無慈悲なほどだ。つまり、プライマル・スクリームは爪を短く切らない。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(2002年6月号掲載 (P87))