女性ソウル・シンガー、ジル・スコットのセカンド・アルバム。ジルの3枚のオリジナル・アルバムがいずれもグラミー賞にノミネートされる程の実力の持ち主。リリカルだが普遍的な安定感が他のR&Bヴォーカルとと大きく異なる。そしてその歌声に呼応するかのように華麗なサウンドがバックを飾る。歌うジルが大御所といわれる日は近い。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
オリジナル作品としては4年ぶり、ジル・スコットのセカンド・アルバムが登場。制作をジェイムス・ポイザーやドレ&ヴィダル、アイヴァン&カルヴィンといったタッチ・オブ・ジャズ人脈が引き続き担当した今作は、〈Words And Sounds Vol. 2〉とタイトルにもあるように、基本的には2000年のデビュー・アルバムの延長線上といった内容。前作に色濃く漂っていたサウンド面でのジャジー感は若干抑えめながら、スポークン・ワーズや抜群の地力で聴かせるヴォーカルを惜しみなく披露する様子は相変わらず。曲間からビッグバンド調ジャズにガラリと変わるポイザー制作の“Talk To Me”や、賑やかな家族の中で歌っているような“Family Reunion”、はたまた“Golden”でのストレートな歌いっぷりも新鮮だ。その表現力の奥深さでさまざまな表情を見せ、聴く側の想像力を掻き立てる楽曲の数々……またも傑作の誕生だ。
bounce (C)佐藤 ともえ
タワーレコード(2004年10月号掲載 (P74))