ポスト・ハードコアの破壊力+メロディックなアプローチ、エモな高音ヴォーカルとデス声の錯綜--。インディ時代のイメージをかなぐり捨て、FFTLが、スケール感溢れるダイナミックなサウンドが炸裂させるメジャー・デビュー・アルバム! (C)RS
JMD(2010/06/14)
甘い"ロマンス"の時間に終わりを告げるとき、FFTLが無限のクライマックスへと導く! 豪華制作陣を迎え完成したメジャー・デビュー・アルバムは、2008年のロック・シーンを激震させるはずだ。激しく、そしてキャッチー。各曲が個性をキッチリともった完璧な仕上がり。インディ時代のイメージを全てぶち壊し、新たなバンドとして生まれ変わった。ポスト・ハードコア、スクリーモ・サウンドにメロディックなアプローチを大胆に取り入れたスケール感溢れる、ダイナミックなサウンドが炸裂するマスターピース!パンク、エモ、スクリーモ&ラウド、全てを呑み込みロック・シーンを震撼させる!
タワーレコード
エピタフからリリースされた2枚のアルバムでスクリーモをベースに凶暴性ムキ出しのサウンドを披露し、一部のコアなリスナーから熱い支持を得ているフロム・ファースト・トゥ・ラスト。ヴォーカリスト脱退という危機を乗り越え、新たに生まれ変わったバンドが放つこのメジャー移籍作は、プロデューサーにジョシュ・エイブラハム、ミキサーにブレンダン・オブライエンという鉄壁のバックアップを得て作られた。サウンド・プロダクションとメロディーの強度が格段に向上しており、進化の度合いと作品自体の放つ熱量でいうと、マイ・ケミカル・ロマンスが『The Black Parade』を出した時と同等のものを感じる。間違いなく彼らのキャリアにとってターニング・ポイントになるだろう、凄い作品だ。
bounce (C)粟野 竜二
タワーレコード(2008年06月号掲載 (P84))