2004年の『Confessions』から4年ぶり、男としてアーティストとして格段の存在感を磨き上げたアシャーが、満を持して放つアルバム第5弾。既に全米No.1を獲得した先行シングル「ラブ・イン・ディス・クラブ」他、ジェイ・Z×ビヨンセ×ヤング・ジージーら豪華ゲストをフィーチャーした大作。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
2007年、R.Kellyの「Same Girl」やMary J.Blidgeの「Shake Down」にフィーチャーされるなど、にわかに音楽活動が盛んになっていた無敵のR&Bスター=Usherの、特大ヒットした前作『Confessions』から4年振りとなるニューアルバムが遂にリリース!ヒットメイカーのPolow Da Don作、Young Jeezy客演によるシンセ・サウンドが印象深い突き抜けたエレクトロ・アッパー・チューン「Love In This Club」は先行シングルとして既に全米チャートでFlo Ridaの「Low」を蹴落として1位を獲得済!こりゃ、2008年の頂点を極める作品となるのではないでしょうか?期待度マックス!
タワーレコード
トランシーなトラップ・ビーツと演歌的なメロが賑々しく融合した“Love In This Club”で指定席の全米No.1に易々と滑り込み、またも最高の舞台をみずから整えて登場したアッシャーのニュー・アルバム。一連の動きはもちろん“Yeah!”を前フリにした前作『Confessions』の成功劇を連想させるものだが、チリとの別離を背景にオスとしての色気を強調した前作に対し、結婚と息子の誕生を経験した今作での彼は、一段階上のアダルトで新しいアッシャー像を明白に描き出している。シングル以上の飛び道具をビヨンセ&リル・ウェインとのコラボ程度に止め、ドリームを大幅に起用して洗練されたミディアム~スロウを中核に据えた作りも、後続のヤング・アーバン勢に格の違いを見せつけるかのようだ。重厚な大作!
bounce (C)轟 ひろみ
タワーレコード(2008年06月号掲載 (P77))