自作自演ですべてを表現できるマイロンなのに、ミシェル・ンデゲオチェロら凄腕陣とバンド結成、かつてのダニー・ハサウェイ・セッションのような"ケミストリー"を生んでしまった!並み居る名うてをバンドメンバーに配し、"引き算"の美学で"本気のミュージシャンシッブ"を追い求めた極上セッションを楽しめるアルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ダニー・ハサウェイ、スティーヴィー直系の自作自演型マルチ・パフォーマーにしてコンポーザーのマイロン。前作『フリー』は瑞々しく素晴らしい作品でしたが、4年ぶりの再浮上に際し、水面下でとてつもない企画を進めてました!例えればかつてダニー・ハサウェイがコーネル・デュプリー、フィル・アップチャーチ、フレッド・ホワイトを配して極上の作品を輩出していたのと同じく、昨今のシーンではなかなかお目にかかれない、並み居る名うてをバンド・メンバーに配し、“引き算”の美学で“本気のミュージシャン・シップ”を追い求め、素晴らしき“ケミストリー”を起こした至高のセッション・アルバム!
タワーレコード(2009/04/08)
4年ぶりとなるマイロンの新作が、ミシェル・ンデゲオチェロとバンドを組むという粋な試みで登場。ロバート・グラスパーやチャールズ・へインズといった敏腕たちも従え、互いに感性を刺激し合うかのような“Star”を筆頭に、激タイトなセッションが並ぶ。主役のミュージシャンシップにミシェルの前衛性が溶け合う瞬間は溜め息モノだ。一方で相棒のジョシュ・ホニグストックと組んだフォーキーなナゴミ曲も温かい濃密作。
bounce (C)佐藤 ともえ
タワーレコード(2008年05月号掲載 (P67))