映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のコンビが放つ映画『コレラの時代の愛』のサントラ盤。アカデミー賞ノミネートのシャキーラ新曲(2曲)、超売れっ子アントニオ・ピントによるスコアを収録。ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの名作を、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェルが映画化。内戦とコレラの蔓延に揺れる19世紀末から20世紀前半のコロンビアを舞台に、半世紀にわたって一人の女性への思いを貫いた男の純愛を描く。主演は『ノーカントリー』のオスカー俳優ハビエル・バルデム。音楽は、ニューウェルが超売れっ子のアントニオ・ピント(『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『シティ・オブ・ゴッド』など)に依頼。そして、ピント作曲による古風な恋の歌な主題歌「Despedida」を、ガルシア=マルケスと同郷でお互い尊敬し合う仲だというシャキーラが情感たっぷりに歌います。スコアは、アコースティックに古風でじっくり聴かせる大人向け、ピントによるメロドラマ・サウンド。
タワーレコード(2009/04/08)
ひっぱりダコのアントニオ・ピント、
今回は、ピント作曲でシャキーラが歌う。
『コレラの時代の愛』(2007)
サウンドトラック
音楽 アントニオ・ピント
監督 マイク・ニューウェル
主演 ハビエム・バルデム、ジョバンナ・メッツォジョルノ
ガルシア・マルケス原作の、50年以上ひとりの女性を待ち続けた男の物語を名匠マイク・ニューウェル監督が映画化。音楽は、ニューウェルがプロデュースに携わった『ナイロビの蜂』のメイレレスと名コンビだったアントニオ・ピントに依頼。そして、ピント作曲による古風な恋の歌な主題歌をシャキーラが情感たっぷりに歌う。スコアは、ピントの携わった作品の中で(作品の舞台となる年代が現代ではないということもありますが)、アコースティックに古風でじっくり聴かせる大人の、まさにメロドラマ・サウンド。しかし、アコースティック・ギターとパーカッションを使っての独特のリズム感あふれる録音(ピント自身も、かなりの数の楽器を演奏)は、さすが名匠からの依頼も殺到する才能。最もロマンティックなピント・サウンド。カーター・バーウェル・ファンあたりにもおすすめ。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2013/05/01)
コロンビアを舞台に、ひたむきな〈待つ愛〉を貫く男の純愛を描いた映画「コレラの時代の愛」の、熱い情熱を秘めたサントラが登場だ。情感たっぷりに歌われる“Despedida”など、シャキーラが切ない思いをラテン・サウンドに乗せた新曲2つを収録。また、「シティ・オブ・ゴッド」の音楽を担当したアントニオ・ピントがスコアを手掛けている点にも注目だ。アコースティックで古風な音色が癖になる!
bounce (C)西岡 芙夢美
タワーレコード(2008年08月号掲載 (P107))