"パーカッションによる重層的リズム・シーケンスが織り成すグルーヴに、シタールやコーラス等の生楽器・生歌が乗る"というアプローチで、マイルスの楽曲を演奏。それはマイルス・ミュージックの中に現出する"深遠性"と同質であることに気づかされる2枚組アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
【かつてマイルス・バンドでプレイしたジャズ・ジャイアンツとインディアン・スピリッツの奇跡の邂逅。】
マイルス・バンドでプレイした面々が、インドのミュージシャンが出会って奇跡の作品が産み落とされた!ボブ・ベルデンとルイス・バンクスが思いもよらなかった形で、マイルス・ミュージックの本質を抉り出す!
70年代のマイルスがインド古典音楽に通奏する、無限のリズム・シーケンスから大きな影響を受けているのは言うまでもありませんが、本作では、“パーカッションによる重層的リズム・シーケンスが織り成すグルーヴに、シタールやコーラス等の生楽器・生歌が乗る”というアプローチで、マイルスの楽曲を演奏。そしてそこに生まれる超絶的な雰囲気を湛えたスペーシーなサウンドは、いくつかの著名なマイルス・ミュージックの中に現出する「深遠性」と深いところで同質であることに気づかされるCD2枚組みに収録された奇跡の1枚。
タワーレコード(2009/04/08)
デイヴ・リーブマンやチック・コリア、ジョン・マクラフリンなどマイルス・スクール出身者たちとインド古典楽器奏者が共演したマイルス・デイヴィス新解釈アルバムの誕生。シタールの倍音が主旋律を奏でる“All Blues”や、タブラの響きが別世界へと誘う“Ife”など、サイケデリックかつ深遠な響きを持った楽曲がズラリ。魅惑の扉を開けて、ちょいスパイスきつめの極彩色グルーヴを味わってみてはいかが?
bounce (C)高木 雄一郎
タワーレコード(2008年04月号掲載 (P90))