SFホラー・コメディの古典のサントラ
『マックイーンの絶対の危機』(1958)(『人喰いアメーバの恐怖』) サウンドトラック
音楽 ラルフ・カーマイケル
テーマ音楽 バート・バカラック
監督 アーヴィン・ショーテス・イヤワース・ジュニア
主演 スティーヴ・マックイーン、アール・ロウ
田舎町を襲うアメーバ状のエイリアン。侵略型宇宙生物パニックものの古典中の古典!!町の若者たちのひとりで「拳銃無宿」「荒野の七人」前のマックイーンが出演。テーマ曲は、作曲家としてのキャリアをスタートさせたばかりの頃のバート・バカラック。テーマ自体は、SFホラーと思えない楽しい男声コーラスのポップ・ナンバー。正統派ホラーなオーケストラ・サウンドをじっくり聴かせるのは、ナット・キング・コールのクリスマス・アルバムのアレンジャーとしても知られるラルフ・カーマイケル。シリアスなシーンの盛り上げ方も周到ですが、ところどころで聴けるロマンティックなシーンのストリングスは、さすが。29曲目以降は、50~60年代の映画等に提供していたライブラリー・ミュージック保有会社ヴァレンチノ・プロダクションの保有し、ホラー・ムービーに使用された音源を収録。作曲はロジェ・ロジェ、ラヴァニーノ、ナシンベーネなど錚々たるメンバー。ホラー・サントラ・ファンにたまらない一枚かつ、コンポーザー諸氏のテキスト的音源いっぱいの一枚。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2016/05/17)