| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2008年02月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | 180 Music / Pヴァイン・ノンストップ |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | PVCP-8785 |
| SKU | 4995879087855 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:46:03

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収録曲の半分は既発の自作曲をリメイクしたものだが、例えば、定番の「オン・アンド・オン」などは、もともとオリエンタルな雰囲気を持つ穏やかな曲調ということもあって、リズムの刻み方を少し変えただけで南半球テイストになってしまう。
そんな中、白眉だったのは底抜けに明るく弾けていた「セイヴ・イット・フォー・ア・レイニー・デイ」のボサ・ノヴァ・スタイルだ。原曲ではクラプトンのギターから襷を受けたフィールズ・ライトなマリンバが躍っていた、思いっきり陽気なサウンドスケープだったのだが、こちらの方は賑やかなコパカバーナ・ビーチからアダルトなイパネマ海岸へと舞台を移したみたいに、落ち着いた雰囲気が漂う、癒し系のMORにリニューアルされている。だからといって、オリジナルの持つポップでカジュアルな空気感は損なわれていない。
原曲以上にネジを緩めた(リラックスした)「ビッシュズ・ハイダウェイ(ひとりぼっちの渚)」や、逆に原曲の完成度の高いクワイエットなストリームをスマートにデッサンした「セパレート・ライヴズ」も出色だ。
本作は、原盤のラインナップをよりアコースティックに再演したイングランド・ダン・シールズの『In A Quiet Room (1995)』や、アンプラグドなラウンジを意識したクリストファー・クロスの『カフェ・カーライル・セッションズ』よりも、ラテン系サウンドにフォーカスしたロバート・ラムの『Bossa Project』に近いものを感じる。隠れた、いや、隠れてはいないけど、名盤だ。