2007年にリリースしたシングル「STONE COLD BREAK」、「goes on」を含む、京都発の3ピース・メロコア・バンド、10-FEETのアルバム。タイトルには"構築のための破壊"という意味があり、"10-FEETの今まで"を壊し、その破片を多くのアイディアと愛で繋ぎ合わせた会心作!! (C)RS
JMD(2010/06/14)
京都を拠点に活動するスリーピースバンド、10-FEET。
毎作、様々な音楽要素を10-FEET流に取り込み、メロコアの枠に収まらない幅広い音楽性と深いメッセージ性を持つ楽曲を届けてくれる。「TWISTER」を発売した2006年8月以来、1年半振りの5枚目となる今作は「構築のための破壊」、そんな意味を込めたアルバムタイトルVANDALIZE。ツアーの本数もさることながら、見る者が皆圧倒される激しいライブパフォーマンス。そのライブハウスの激しさが生々しくスピーカーから伝わってくるようだ。2007年のライブでいつも「新しい明日のために今日を破壊せよ」と咆哮してきた彼ら。「10-FEETの今まで」を全て破壊し、バラバラになった破片を新たに生まれた多くのアイデアと思想と愛とで繋ぎ合わせたVANDALIZE。幸せは追求するものではなく、現状の中で見つけるものだと気付かせてくれた。そんな感情がこもった、そして気付かせてくれる会心作。
タワーレコード(2009/04/08)
昨年はツアーの延期や主催イヴェントの中止などのアクシデントに見舞われたが、それさえもガソリンにしたような気合いが伝わる新作。ポップに振り切ったパンク・ナンバー“goes on”やライヴの迫力を凝縮させた“STONE COLD BRAKE”、スカ調の“SHOES”にメロディアスな“雨”などの先行シングルで得た手応えを起爆剤にしたような、個性際立つ楽曲が勢揃い。特に“BLAME ME!!”の破壊力がアルバムの熱量を象徴してます。
bounce (C)山田 邦子
タワーレコード(2008年03月号掲載 (P78))