和アシッドフォーク・ミーツ・大野雄二サウンド。
夢野久作や谷崎潤一郎から影響を受けたというドメスティックなシンガーソング・ライターのデビュー作。ここでの大野雄二は一連の角川作品で聴かせたサウンド・アレンジを提供。(1)(2)など強烈に”和”を感じさせる佐井好子の世界観を引き出しつつも、ソウル趣味的なリズム・アプローチを忍ばせてくるあたりは大野雄二らしいトコロ。和アシッド・フォーク的な文脈でジム・オルークを始め海外の音楽好きからも人気の一枚。
(C)新宿店:TANAKAMAN
タワーレコード(2019/02/01)
1970年代後期に4枚の名盤を残して姿を消した女流シンガー・ソングライター、佐井好子の1975年発表のファースト・アルバム。彼女のルーツが垣間見られるブルージーかつフォーキーな楽曲を収録。大野雄二がプロデュースを担当。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
大野雄二プロデュースによる75年発表の1stアルバムが紙ジャケット、リマスタリング仕様で再発。彼女のルーツが垣間見られるブルージーかつフォーキーな楽曲を、大野の手によるプログレッシヴなサウンドが包みこみ、とてもデビュー作とは思えぬ高い完成度を見せつけている。江戸川乱歩や夢野久作を思わせる彼女のダークで妖艶な詩世界は既に圧倒的。
タワーレコード(2009/04/08)