9つのグラミー賞に耀くシンガー・ソング・ライター、シェリル・クロウが、名プロデュサーのビル・ボトレルと再コラボ、カントリー/フォーク・ロックの源流にある反骨精神にたちもどり、世界を取り巻く現実を見据える通算6枚目アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
2枚組のベスト盤もリリースしたばかりのSheryl Crow、前作『ワイルド・フラワー』から約2年半ぶりとなるル6thアルバムが完成!ナッシュビルにあるシェリルの自宅農場内でレコーディングされたという本作。それらの曲のほとんどが、彼女の人生の過去3年間に起きた出来事(乳ガンとの闘いや、元恋人Lance Armstrongとの別離)にインスピレーションを受けた作品となっている模様。また「Lullaby For Wyatt」には息子のWyattも参加。プロデューサーは名作『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』を手掛けたBill Bottrellを迎え入れ、改めてルーツに戻った音作りに仕上がっています!
タワーレコード(2009/04/08)
〈回り道〉というタイトルにもあるように、原点回帰を目論んだのがこのニュー・アルバム。デビュー作のプロデュースを手掛けていたビル・ボトレルとの再タッグは思いのほかに強力で、あの傑作を彷彿とさせる軽快なフットワークと溢れ出すメロディーに、改めてシェリルの作曲家としての才を思い知る。養子を迎えるなど私生活の変化も大きかったはずだ。全編から人間愛が滲み出ている……が、あくまでもスカッと爽やか。
bounce (C)村上 ひさし
タワーレコード(2008年02月号掲載 (P94))