『ナルニア物語』『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフによるファンタジー映画『ウォーター・ホース』(2008年2月1日公開)のオリジナル・サウンドトラック。シニード・オコーナーによるエンディング・テーマやチーフタンズによる楽曲も収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
ニュートン・ハワードが考えるトラッド・スコア。
『ウォーター・ホース』(2007)
サウンドトラック
音楽 ジェームス・ニュートン・ハワード
監督 ジェイ・ラッセル
主演 アレックス・エテル、エミリー・ワトソン
第二次大戦中のネス湖畔に住む少年とウォーター・ホース
と呼ばれる生物との交流を描く。監督は『マイ・ドッグ・スキップ』
『エバーラスティング』の名匠ジェイ・ラッセル。今回の音楽は
巨匠ニュートン・ハワードに依頼。今回はモンスター的な生物
との交流だが、流れる精神は『マイ・ドッグ・スキップ』と同じく
するものだ。ノスタルジックさとその土地ならではの感覚からか
主題歌はシニード・オコナー(プロデュースはダニエル・ラノワ)、
そしてラストには組曲と称して、スコアメロディのダイジェストを
かのチーフタンズが演奏する。スコアも、トラッド色を反映した
美しいストリングスとパーカッション、そしてリコーダーなどが
絡み(なんと手拍子を取り入れた「FISHERMAN」は圧巻!)
これまでにない、トラッドとダイナミックでドラマチックなスコアらしい
スコアを融合させた刺激的な世界を作り出す。必聴の傑作!!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2008/11/27)