菊地自身のサックスと新人Tp類家心平(urb, 他)を起用した二管に加え、リズムセクションを、クインテット・ライブ・ダブからのメンバーである坪口昌恭( Piano = TZB, DPCRG, 他)を中心に鈴木正人(bass = pepe tormento azcarar/ little creatures /sighboat)、本田珠也(ds = ケイ赤城トリオ、他)で固めた、Naruyoshi Kikuchi Dub Sextetのファースト・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
リズムセクションには、“Quintet Live Dub”からのメンバーである、坪口昌恭(ピアノ:DCPRG、TZB)を中心に、鈴木正人(ベース:ペペ・トルメント・アスカラール、リトル・クリーチャーズ)、本田珠也(ドラムス:ケイ赤城トリオ)で編成、ダブ・エンジニアとしてパードン木村が参加!60年代のマイルス・デイヴィス・クインテット(アルバム:E.S.P/マイルス・スマイルズ/ソーサラー/ネフェルティティ)をマトリックスに、オーネット・コールマン、ドルフィーのジャズを引用、アブストラクトかつファンキーに、スタイリッシュにジャズを研ぎすます!
タワーレコード(2009/04/08)
菊地成孔が新バンドを結成させて新作をリリースした。メンツはジャム・バンドのurbでも活躍するトランペッターの類家心平ほか、坪口昌恭、鈴木正人、本田珠也、そしてダブ・エンジニアのパードン木村である。ジャズ黄金期の象徴とも言える60年代マイルス・クィンテットのサウンドをモチーフにした、アグレッシヴなアコースティック・ジャズと、東京ザヴィヌルバッハかい!?とツッコミたくなるアブストラクトな電子音がスリリングに錯綜する刺激的な音世界が展開。フィジカルな60年代ジャズへのシンパシーがそこかしこから感じられるが、それはギル・スコット・ヘロンの名曲をもじった表題からもはっきり読みとることが可能だ。できるだけ大音量で聴きたい、危うくもスタイリッシュなジャズがここにある。
bounce (C)小高 麻子
タワーレコード(2008年01月号掲載 (P86))