コロラド出身で現在ではLAに拠点を置く5人組のロックバンド。全米シングルチャートで2週連続2位、全英シングルチャートでも3位に上昇するなど欧米のチャートで話題沸騰のTIMBALANDのシングル「APOLOGIZE」でフューチャーされているロックバンド、ONEREPUBLICのデビューアルバム!COLDPLAYやKEANEなどを彷彿させるようなメロディアスでダイナミックなサウンドを特徴とし、myspaceでは95万回を超えるページアクセスと21万人を超えるフレンド登録がされるなど爆発的に人気が高まり、2007年myspaceで最も話題の新人ロックバンドと言えるでしょう!VOのRYAN TEDDERはバンドのフロントマンとしての活動だけでなく、早くから才能を見出してくれたTIMBALANDのバックアップの元で他のアーティストへの楽曲提供やプロデュース活動も精力的に行っており、何とJENNIFER LOPEZのシングル「DO IT WELL」の作曲及びプロデュースや、NATASHA BEDINGFIELDの「LOVE LIKE THIS」の共同プロデュースなども手掛けています。アルバムには1stシングル「APOLOGIZE」のオリジナルバージョンとTIMBALANDによるリミックス・バージョンの2バージョン収録されていますが、同曲はGREG WELLS (MIKA、RUFUS WAINWRIGHT、PINK、THE PIPPETTESなど)とTEDDERによって共同プロデュースされています。
タワーレコード(2009/04/08)
ジェニファー・ロペス“Do It Well”やナターシャ・ベディングフィールド“Love Like This”をはじめ、この1年間に多くのヒットを送り出したソングライター、ライアン・テダーを擁する5人組のファースト・アルバム。テダーさんの仕事ぶりだけを見るとド派手な音を想像してしまうが、流麗な裏声歌唱も手伝って耳触りの良いロック作品に仕上がっている。スケールのデカさを含め、それこそコールドプレイあたりの叙情系バンドと質感は近いかもしれない。ティンバランドが自作にフィーチャーした“Apologize”のオリジナル版など、ピアノ主体のシンプルなアレンジだからこそ際立つメロディーの良さに、誰もが心を打たれるはず。いよいよ完全に息を吹き返したUSロック界の中心にいるのは、間違いなく彼らだ。
bounce (C)山西 絵美
タワーレコード(2008年01月号掲載 (P72))