クラブ・ミュージック、J-ポップといった境界を越え、圧倒的な才能と存在感を感じさせる新世代のシンガーソングライター／トラックメーカー、グディングス・リナ（G.RINA）のメジャー・デビュー。さまざまな音楽要素を呑み込んだ自由奔放なアプローチ、そしてインテリジェンス溢れる文学的歌詞の世界は、音楽マニアからポップス好きまで幅広く支持されている。ミュージシャン同士はもとより、耳の肥えた音楽関係者からも高い評価を得ているのは、絶えないゲストVoの依頼やリミックス等の多さからも明らか。メジャー・デビューとなる本作は今までと同じ制作スタンスのまま、ある種確信犯的な突き抜けたポップさと、万人に刺さる言葉を併せ持った作品に仕上がっている。

シンガー･ソングライター/トラックメーカー､グディングス･リナ(G.RINA)のメジャー･デビュー盤｡クラブ･ミュージック､J-POPといった境界を越えた自由奔放なアプローチと文学的歌詞の世界が支持され､"DJセニョリーナ"名義でDJとしても活動中の彼女のアルバム｡ (C)RS

G.RINAから本名のグディングス・リナへ名を改め、メジャー進出を果たした彼女のサード・アルバムは、さまざまな想いを喚起させる歌詞と、温かな電子音たちが至福の時間を与えてくれる。ラガティックなリズムが効いた“MUSIC”やオリエンタルなビートと韻の踏み方がクールな“夜辺のドリーマー”は彼女のDJ気質が窺える骨太ダンス・チューン。一方では都市生活者の揺れ動く感情をメランコリックに歌い上げた“大都市を電車はゆく”のようなミディアム・ナンバーもあり、それらを違和感なく共存させる様は実に鮮やかだ。独特の言語感覚と、ジャンルレスで繰り広げられるクロスオーヴァー・サウンドによって唯一無二の〈トキオ・ガール〉な世界観を築いてきた彼女らしい、クールでスタイリッシュな作品。
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