ルイジアナ州出身のラッパー、ハリケーン・クリスのデビュー・アルバム。サウス系ヒップホップ・シーンのキーマン、ミスター・コリパークがエグゼクティブ・プロデューサーを担当。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
エイベイベイ!エイベイベイ!ルイジアナ州シュリーブポートで暮らす若者のライフ・スタイルを示す”Ratchet” (ラチェット)といわれるムーブメントが起きており、その礎を築いたのが地元のDJ Hollyhood BayBay。この人気DJを呼び込む時にクラブのお客さんが、「ヘイ・ベイ・ベイ」と繰り返し叫ぶようになり、その言葉から地元出身18歳のラッパー、Hurricane Chrisのデビュー・シングル「A Bay Bay」が誕生。「エイベイベイ!エイベイベイ!」という印象的なフックは、瞬く間に全米を席巻!ビルボード・シングル・チャート最高7位、着うたダウンロードは120 万越え、USのラジオでは1週間に 5,500回のエアプレイ...と大ヒットを記録!親が子供に聴かせられて性別も年齢も関係なく楽しめる”安全ラップ”が熱いが、Hurricane Chrisはまさにそのブームの真骨頂!アルバムも大爆発必至!!
タワーレコード(2009/04/08)
ソウルジャ・ボーイと同じくMrコリパークに発掘された18歳の若手ラッパー。ルイジアナ州シュリーヴポート発の新ムーヴメント〈ラチェット〉の担い手、そして大ヒット曲〈エベベイ!〉を引っ提げてデビュー……と、トピックには事欠かない。一部ソウルジャ君と制作陣が被るものの、ノー・リミットやキャッシュ・マネーの流れを汲むトラックとリル・ウェイン的な粘着質フロウは堅実な南部ヒップホップとしても聴ける。
bounce (C)池谷 昌之
タワーレコード(2007年12月号掲載 (P82))