2007年のメタル・シーンで俄然注目度の高いフィンランドから現れたメタル・バンド、シュトゥルム・ウント・ドラングのデビュー・アルバム。ファースト・シングル「ライジング・サン」をはじめ、ほぼ全曲マイナー・コードのメランコリックな旋律の嵐。また、アクセプトのウド・ダークシュナイダーとも共演しておりメタル・ファンには堪らない作品となっている。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
もはや戦国の様相を呈したハードロック/ヘヴィ・メタルの新聖地、北欧フィンランドから、シーンに革命を起こす蒼き英雄が下克上宣言!!
Sturm Und Drangはメンバー5名全員が1991~92年生まれで、平均年齢15.4 歳!見た目はTシャツや皮ジャンを粋に着こなす超イケメン少年軍団(特にアンドレは、タイプは異なるが全盛期のロバート・プラント級!?)。でも演っている音楽は、70~80年代のHR/HM黄金時代の遺伝子を受継いだ正統派ハードロック!バンド結成の礎となったJudas PriestやRainbowにも通じるマイナー調のハード・ナンバー「Broken」「Talking To Silence」「Forever」「The Raven」、キャッチーなアンセム曲「Rising Son」「Learning To Rock」、コーラスのリフレインが印象的な「Fly Away」、ポップ感漂うタテノリ・チューン「Mortals」、メタル・バンドには必須必然、哀愁のバラード「Indian」「Miseria」など、完成度の高い佳曲が目白押し。しかも、ほとんど全編で展開するツイン・ギター、ギターとキーボードのユニゾンやハーモニーによるアンサンブルは、15歳とは思えない、まさしく王道ハードロック!それでいて、今後のさらなる成長が期待できそうなダイヤの原石然とした風格をも感じさせます。これは近い将来、必ずや歴史的名盤を完成させるに違いない!!
タワーレコード(2009/04/08)