フリー・フォークからサイケデリック・ロックまで。圧倒的な存在感を放つ、オーガニック・サウンドの貴公子"デヴェ様"こと、デヴェンドラ・バンハートの第5弾アルバム。本作は、初期のアコースティック/フォーク・サウンドと、前作で見せたフル・バンドでのサウンドが絶妙に合わさったバランスの取れた内容に仕上がりが大きな特徴と言える作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
圧倒的な存在感を放つオーガニック・サウンドの貴公子、デヴェ様こと(?)デヴェンドラ・バンハートの2年ぶりの5thアルバム!今作の大きな特徴は初期のアコースティック/フォーク・サウンドと、前作で見せたフル・バンドでのサウンドが絶妙に合わさったバランスの素晴らしさ。ベックの2006年作『インフォメーション』への全面参加や若手俳優ガエル・ガルシア・ベルナル(『バベル』他)などアート、ファッション、映画界などの各方面におけるデヴェンドラの豊富なコネクションも侮れない。ちなみに味わい深いアートとしても楽しめるアートワークは本人によるもの。フリー・フォークからサイケデリック・ロックまで。時代が遂にデヴェンドラに追いついた!!
タワーレコード(2009/04/08)
濃い霧が立ち込める深い森のなか、よ~く目を凝らすと珍妙な精霊たちと愉快に輪舞しているひとりのイケメンの姿が……。フリー・フォーク界のハミダシ王子による2年ぶりの新作を聴いて脳内に去来するのは、そんなアヤシイ光景だ。ヴァシュティ・バニアンやリンダ・パーハクスという伝説のアシッド歌姫たちを迎えたこの森の宴は非常に賑やかだが、主賓の王子はまるで気負わず、ときおりロッキンなビートを利かせながら鼻歌まじり&スペイン語まじりにビザールな酩酊ソングを披露していく。紡がれた歌は幻惑的でスピリチュアルだが、どこか呑気かつ滑稽でもあり、その絶妙に浮世離れした特殊感覚からして〈もしやこの男は水木しげる先生の愛弟子なのでは?〉とすら思わせる。素敵だぜ、王子。
bounce (C)北爪 啓之
タワーレコード(2007年11月号掲載 (P77))