クラシック
CDアルバム
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グレン・グールド:弦楽四重奏曲/ワーグナー:ジークフリート牧歌 他

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フォーマット CDアルバム
発売日 2007年11月07日
国内/輸入 国内
レーベルSony Classical
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 SICC-836
SKU 4547366033793

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:14:02

【曲目】
1. グールド: 弦楽四重奏曲
2. ワーグナー: ジークフリート牧歌 (13楽器による管弦楽版)
3. 同: 楽劇「神々の黄昏」より ‘夜明け’‘ジークフリートのラインへの旅’ (グールド編曲によるピアノ版)
【演奏】
シンフォニア弦楽四重奏団(1)
グレン・グールド(指揮)、トロント交響楽団のメンバー(2)
グレン・グールド(P)(3)
【録音】
1)1960年3月13日 クリーヴランド
2)1982年7月27,29日,9月8日 トロント
3)1973年5月14日 トロント

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      弦楽四重奏曲 作品1
      00:36:14
    2. 2.
      ジークフリート牧歌(13楽器によるオリジナル版)
      00:24:34
    3. 3.
      「神々の黄昏」~"夜明け"と"ジークフリートのラインへの旅"(グールド編曲によるピアノ版)
      00:13:14

作品の情報

商品の紹介

本人監修による自作の弦楽四重奏曲に加え、最晩年の録音となった指揮者グールドのワーグナーをフィルアップ!
弦楽四重奏曲は、グールドが20歳代前半に作曲した作品で演奏時間30分を超える本格的かつ実験的内容です。この録音は作曲された5年後にグールド監修の下で行われたもので、当時のグールドの内面に潜む不安定な感情の揺らぎ、内省的な芸術観といったものを徹底的に投影しています。また、13楽器による「ジークフリート牧歌」での耽美的なまでの美しさは晩年のグールドが行き着いた芸術のまさに終着点と言えるでしょう。桁外れのセンスを多角的に体験できるベストカップリングでの再発売!
タワーレコード(2009/04/08)

「50歳になったら、ピアニストをやめて指揮者になろうと思う。ピアノはもう十分やったから」と晩年のグールドは多くの友人に語っていた。ベートーヴェンの交響曲第2番、第8番、シューベルトの第5番をはじめ、メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」やブラームスの第3番、リヒャルト・シュトラウスやシェーンベルクの作品などを録音したいという抱負を彼は持っていた。また、自分の音楽活動の最後はバッハのミサ曲ロ短調で締めくくりたかったという。その彼が1982年の7月と9月に、指揮活動の最初の試みとしてトロント交響楽団のメンバーをプライヴェートに雇い、録音したのが《ジークフリート牧歌》であった。彼が《牧歌》の録音を終了したのは9月8日。これは最後のピアノ録音となったシュトラウスのソナタの最終録音日(9月3日)よりもあとである。彼が脳卒中で亡くなるのは、9月25日の満50歳の誕生日の9日後の10月4日のことであるから、グールドは50歳になった直後に、ピアニストとしてではなく、指揮者としてこの世を去ったことになる。
~中略~
1982年、グールドはいよいよ本格的な指揮活動を開始する。彼が《ジークフリート牧歌》をその第1作として選んだのは、日頃からオーケストラに憧れていた濃密な対位法のテクスチュアを体験するためにはこれが格好の作品であったからかもしれない。またこの曲が比較的統率しやすい小編成のために書かれていたこともあるだろう。グールドはクラリネットの第1パートに2人の奏者をあてた以外は、各パートの人数をひとりに絞り、計14名の簡素な楽器編成を用いている。解釈もほぼ原典の楽譜どおりだが、テンポはピアノ版よりもさらに遅く、24分を超える。
~中略~
安らかな冒頭の「愛の平和」のモティーフの中から始まった彼のひたむきな情熱は、いくつものうねりをみせながら、荒削りなアンサンブルの中で異常なほどに高まる。そしてけたたましく金管が爆発する中ほどのクライマックスにおいて、このじょうねつは錯乱の一歩手前のところにまで達し、やがてふたたび安らぎの中へと戻っていく。肉体的に衰弱の一途をたどり、意志の力のみを頼りに生きていた晩年のグールドの、死を直前にした壮絶な精神をみる思いがする。【解説書(CSCR-8339)~宮澤淳一氏】
発売・販売元 提供資料(2009/04/08)

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