現在UKチャートを賑わせている、ロンドンはカムデン出身のジャスト・アルソップによるソロ・ユニット、ジャスト・ジャックのメジャー・デビュー作!　とはいえ、インディー時代の彼を知っている人はほとんどいないだろう。スペアミントを想い起こさせる、眩いばかりのノスタルジックなクラブ系ギター・ポップ・アンセム“Starz In Their Eyes”をはじめ、ロックとファンクとクラブ・ミュージックをブレンドしたトラックは、いずれも異なる表情を窺わせ、これまでに味わったことのない感覚を聴き手に与えてくれる。ゴリラズやナールズ・バークレーのようなロックとヒップホップを自由に行き来するセンスと、ストリーツ的なUKガラージの流れ、ロイクソップの美エレクトロ、そこにフェニックス直系の煌めくようなギター・ポップを詰め込んだ、幸せテンコ盛りな一枚。〈ニュー・レイヴ〉ブーム真っ只中のせいか、強烈に耳に残る!!
bounce (C)白神 篤史