TV:U局系アニメ『School Days』(2007年7月)の、オリジナル・サウンド・トラック。BGMを手掛けるのは、アニメ・ミュージック・ファンにも馴染み深い、大久保薫が担当。あくまでもシンプルで、それでいて華やかで、癒されるような旋律...大久保薫の世界が楽しめる作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
あのエンディング・エピソードが話題騒然となった、
ゲーム原作の恋愛アニメの劇伴。あの「ハッピー
マテリアル」を始め、多くのアニソンを生み出した
ヒットメイカー、大久保薫が初めて劇伴を担当した
ことでも話題に。そのサウンドは、シンプルなピアノ
と小編成のストリングス、ギターなどによるピュアで
キャッチーで優しく時に悲しげなメロディを聴かせる、
飾り気なしのサウンド。光宗信吉サウンドを思わせますが、
光宗サウンドよりは明るい。曲によっては、ヨーロッパ
あたりの個人作家のアート映画のサントラで聴こえそうな、
そんな、あまりにシンプルながら、そこに深いドラマを想像
できるナンバーも。多くのポップ・ナンバーをモノにしてきた
コンポーザーの劇伴としてはうれしい意外な仕上がり。
これから、さらに大久保劇伴も聴いていきたいです。
美しいサントラのファンにお勧め。
(渋谷店はアニメ/特撮/ゲーム/声優CDコーナーが4Fにございます)
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2007/12/05)