南米コロンビアの帝王フルーコが1970年代に残した激レア音源をコンパイル!サイケで、ハードで、アフロな超弩級のサルサの数々!フルーコは1970年代からコロンビア音楽シーンの頂点に君臨し続ける不世出の音楽家。バンド・リーダーとして、コンポーザーとして、プロデューサーとして活躍を続けるラテン音楽シーン屈指の鬼才なのです。サルサをベースにハードにグルーヴするリズム・セクション、リバーブを多用するサイケデリックなセンス、そしてコロンビア特有のアフロの香り。11曲全てが強力なナンバーばかりですが、とりわけ目玉といえるのが1曲目と11曲目に収録された「Full Salsa PartⅠ」「Ⅱ」の2曲でしょう。どちらも13分を超える壮絶なデスカルガ・トラックで、サルサ史上に残る名演と言っても良いのではないでしょうか。この2曲は、ラテン音楽のコレクターやDJ達が血眼になって探している幻のLP『Full Salsa Pa'la Gente Rumbera』に収録されているトラック。こうして全曲フルにCDに収録されるのは世界初。正直これだけでも十分に価値があるのですが、その他の曲ももちろん凄い。フルーコの最初期のアルバムのひとつで、彼の最高傑作とも評されている『A La Memoria Del Muerto』からのナンバーを中心として、『El Bueno』、『El Violento』などのアルバムからチョイス。これらのレコードはそれぞれが超ド級のレア盤ばかりで、オリジナルで揃えたら、全部でいったいいくらかかるのか判らないくらい!ラテン音楽マニアや、クラブ系のフリークはもとより、サルサ・ダンサーやラテン初心者まで、幅広くオススメしたい1枚。
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こりゃ大変だ! コロンビアにおけるラテン音楽界のドン、フルーコの70年代音源をコンパイルした、思わず毛穴も開く超強力音盤が届いたぞ! ローリングするピアノにフルーコ自身のファットすぎるベース、シンコペイトしまくりのパーカッション、リヴァーブ効かせすぎのサイケデリックなアレンジに阿鼻叫喚! 特にDJ垂涎モノ〈Full Salsa Part 1&2〉はアシッド・アフロ・ラテン・グルーヴともいうべきマスターピース!
bounce (C)小松 健一郎
タワーレコード(2007年09月号掲載 (P91))