「酔いどれ詩人になるまえに」(主演:マット・ディロン)オリジナル・サウンド・トラック。カルト的人気を誇る詩人・小説家、チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説を原作にした、「詩」に人生の全てを捧げた男の物語。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
カルト作家、ブコウスキーの世界を異色のキャストで
ノルウェーの映画作家が映画化!
サントラも、デカダンに甘い、いいムードです。
『ファクトタム』(2005)
サウンドトラック
音楽 クリスティン・アスビョルンセン
監督 ベント・ハ-メル
主演 マット・ディロン、リリ・テイラー、マリサ・トメイ
ほぼブコウスキー本人的な主人公をディロンが演じる
売れない作家酒と女とギャンブルの怠惰ながら魅力的な
日々。監督は『卵の番人』『キッチン・ストーリー』のノルウェー
の異才ベント・ハーメル。音楽はアカペラ・ユニットの
クヴィットレッテンの元メンバーの女性シンガー・ソングライターの
クリスティン・アスビョルンセン。本国ノルウェーをベースに
活動しつつ、世界配給される映画の作曲は今回が初めて。
幻想的でエコーを多用した甘く気だるく、自身の声も効果的
に使い、ジャジーな空気も感じさせながら、同じ北欧のビヨークや
スティーナとルーツを同じくする孤独感を表現する。
ブコウスキー映画の音楽を女性に任せる、というのは、
ハーメル監督、さすがな気がします。
トム・ウェイツあたりのムードが好きな方にお薦め。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2006/03/15)