6年ぶりの来日公演も話題のミシェル・ルグランが手掛けた、スティーヴ・マックイーン主演映画「栄光のル・マン」(71年)と「ハンター」(80年)それぞれのサントラが、2in1で復刻された。前者は複雑なアレンジが冴え渡るジャジーな仕上がりで、レーシングカーのSEもカッコイイ。後者はバロック音楽の要素を巧みに採り入れて、「華麗なる賭け」を彷彿とさせるスリリングな内容だ。ルグラン・マジックをたっぷり堪能できる名作!
bounce (C)村尾 泰郎
タワーレコード(2007年11月号掲載 (P95))
全サントラ・ファン待望の名作中の名作、
ついにCD化!!
もちろん、音楽はミシェル・ルグラン!!
主演はスティーヴ・マックイーン!!
『栄光のル・マン』(1971)
サウンドトラック
監督 リー・カッツィン
共演 ヘルガ・アンデルセン、ジークフリート・ラウヒ
ル・マンの24時間耐久レースに挑むレーサーを
ドキュメントに近い臨場感で映し出すレーシング映画の
最高傑作の音楽はルグラン!!レイ・ブラウン、シェリー・
マン、ピート・カンドリ、そしてジャン・リュック・ポンティといった
名手たちとともに、ビッグバンド・ジャズ、イージーリスニング、
クロスオーバー/フュージョンなどを交差させ、クール極まりない
世界を作り出す。そして、あまりにもモダンで、これが71年の
作品というのも驚愕!! このグルーヴ感!!
そして、その9年後、
『ハンター』(1980)サントラ音源初音盤化!!
監督 バズ・キューリック
共演 イーライ・ウォラック、ベン・ジョンソン
マックイーンの遺作となった、凄腕賞金稼ぎの男を
描くアクションで、ルグランは”バロックとロックの融合”
のサウンドを創造!! スピーディにして華麗、
グルーヴィにして美しい、まさにルグランの独壇場的
奇跡のサウンドを聴かせる。
全サントラ・ファンにおすすめします!!!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2007/10/08)